労働組合的ストライキ考
今勤務する会社は良くも悪くもトラディッショナルな会社で、昭和の遺物だと思ってた労働組合というものがまだ21世紀の日本においてもそれなりにハバを効かせていて、運の悪いことに去年1年間その厄介事?を嫌々ながら(ほんの少しだけ自分の集団行動のなさを矯正するきっかけになるのかと思いつつも)これとかこれとかこれとかこれとかいろいろやってた、もといほぼボランティア同然でやらされてたのですが、それにしても夏と冬のボーナスの金額を会社と交渉する際の労働組合がよく用いるストライキという交渉事としてのカードが「懲役1年の刑期」を終えた今でも全然理解できない。というよりぶっちゃけストライキって交渉事として最終兵器カードとしての態をなしてないor全く効果ないじゃん。
仮に自分が会社役員だとして、組合に数時間ないし1日ストライキされても全然会社のダメージとしては微々たるものだと思えてならないし「(ストライキやりたいのなら)おやんなさい(でも無駄だよ=ボーナスのこれ以上の上積みはないよ)」ってフツーに言えてしまう訳で、正直そういう効果のないストライキよりかは仕事がバリバリできる優秀な人間の集団離職のほうがその会社にとってダメージ大で脅威でそちらのほうがスト決行より怖いのですが、基本的に労働組合に熱心な人間というのは仕事がヒマorやる気ナッシングで会社にしがみつきたいと考えている層(=「団結せよ」とはよく言ったものだ)で集団離職なんていう発想はまずなく、そもそも会社にとって集団離職してもらっては困るバリバリ仕事ができる優秀な人間は労働組合などのように弱いが故に団結して没個性化するような行為は無意味だと思っててそんな時間があるならさっさと仕事して己自身のキャリアというものを磨くことに専念して自分から参加するわけはなく、そこにそもそもの矛盾というものがあるのだけどね。
一応会社のステークホルダーの一部に従業員も含まれているので、仮に労働者が団結することを前提として会社と交渉する方法論を考えようと試みるならば、旧来のヒネリなしの訳の分からないパフォーマンスみたいなストライキなんかよりも、毎月毎月給料で積み立てた組合費というものを原資に、自社株を数%従業員持株会として買って会社法的に株主総会で発言権を得て例えば取締役会に役員を送り込むとか役員賞与や従業員賞与等をステークホルダーの立場から意見したほうがより現実的な交渉方法なのではないかと思うのだけど。あるいは自社株を1%程度買って例えばスティールパートナーズにいやがらせで株売却する(いやならボーナス増額プリーズ)という方法で会社と交渉するとかのほうが意味のないストライキよりよほど効果的なのではないかと思うのだが。いやいっそのことリヒテンシュタイン代表に「エデュケート」してもらったほうがよりエキサイティングな株主総会になって刺激的で面白くなるだけどなー(←半分冗談だけど半分本気)
何にしてもそういう意味では形骸化した労働組合というものよりかイメージ的には従業員互助会とか従業員持ち株会という形態で集団離職と自社株保有(株式総会への参加もしくはファンドへのいやがらせで株売却)といったカードでステークホルダーとして会社のチェック機能を担うというならば少しアリなのかと思うわけだけど、まあ「懲役1年の刑期」を無事終えた今となっては(ストライキとか労働組合とか)もうどうでもいいや。ストライキとか勝手に好きなだけやりなはれ。